合成界面活性剤

合成界面活性剤の成分表示

化粧品などの成分表示を見てください。合成界面活性剤の成分はどれ??

化粧品などの成分表示を見ると
合成界面活性剤原料名が書いてあります。
合成界面活性剤の種類はとても多く消費者にはわかりづらいのが現状です。

全成分表示は成分の配合の多い成分から記載されていて
配合1%以下の順番はありません。着色剤は最後になっています。

無添加化粧品、自然化粧品、自然派化粧品と合成界面活性剤

無添加化粧品、自然化粧品、自然派化粧品にだまされてはいけません。

無添加にするには、酸化・腐敗しやすい天然素材の原料を使わなければ添加物を入れなくてすむわけです。
合成界面活性剤と合成ポリマーなら腐らないので無添加になるわけです。

もともと「無添加化粧品」はアレルギー成分について「表示指定成分」として表示が義務づけられていた時代の名残りで2001年からは全成分表示となりました。
アレルギーを起こしやすい指定成分を添加していないという理由で肌にやさしいイメージなのです。

宣伝文句にも注意してみましょう。
「自然」「天然」「植物系」「無添加」「アミノ酸系」「ホホバ油使用」「石油不使用」などに良い印象を感じてませんか?

「鉱物油無添加」でも合成界面活性剤が入っていたり、
「防腐剤ム添加」でも防腐剤に指定されていない防腐剤を使っていたり.....。

美容成分をよく確かめて、キャッチコピーに惑わされないようにしましょう。


天然成分からつくられた合成界面活性剤

天然成分を原料としてつくった合成界面活性剤もあります。

コラーゲン・ケラチン・シルク・卵などのたんぱく質からつくられていて
成分名は消費者からすると食べて身体によさそうなので勘違いしそうですが
化粧品の成分の場合はたんぱく質を原料とした合成界面活性剤が多いので注意が必要です。


たんぱく質からつくられた合成界面活性剤の成分

加水分解エラスチン
加水分解カゼイン
加水分解カゼインナトリウム
加水分解ケラチン
加水分解酵母
加水分解コムギ
加水分解コラーゲン
加水分解コラーゲンエチル
加水分解シルク
加水分解シルクエチル
加水分解ゼラチン
加水分解大豆たん白
加水分解ヘキサデシル
イソステアロイル加水分解コラーゲン
イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPO
ウンデシレノイル加水分解コラーゲン
N-ヤシ油脂肪酸アシル加水分解トウモロコシたん白カリウム
N-ヤシ油脂肪酸アシル加水分解バレイショたん白カリウム
オレオイル加水分解コラーゲン
カチオン化加水分解ケラチン
カチオン化加水分解シルク
カチオン化加水分解コムギタンパク
カチオン化加水分解コラーゲン
ヤシ油脂肪酸・酸化加水分解ケラチンカリウム
ヤシ油脂肪酸加水分解ケラチンカリウム
ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲン
ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム
ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンナトリウム
ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミン
ヤシ油脂肪酸加水分解トウモロコシたん白カリウム
ヤシ油脂肪酸加水分解大豆たん白カリウム
ヤシ油脂肪酸加水分解コムギたん白カリウム
ヤシ油脂肪酸加水分解ジャガイモたん白カリウム
ラウリン酸加水分解コラーゲンナトリウム

                               など

科学的根拠・医学的根拠の美容学

もっと合成界面活性剤やその他のことを知りたいと思ったら
肌・皮膚のメカニズムを科学的・医学的に見てスキンケアを考えているところの本やHPを見てみましょう。

・NPO 日本免疫美容協会 島野孝子さんの免疫美容

・北里研究所病院 美容医学センター センター長 宇津木 龍一先生 プチ整形だけでなく、美容ドックや自宅でできるスキンケアプログラムも定評がある。

・カリスマ皮膚科医 吉木伸子先生の本 基礎化粧品の本当のことがたくさんわかります。
「今さら聞けないスキンケアの正解」
「スキンケアの真実」など。

・東京美容科学研究所「ゼノア」の会社の小澤王晃・小澤王春さん
化学的には優れた界面活性剤、 美容的には危険な界面活性剤という考えから作っている基礎化粧品。コラムはとても勉強になります。

・毛穴のスペシャリスト岡村麻未先生のKathy's Choice(キャシーズチョイス)はケミカルピーリングの原理を採用し独自に開発した酸トリートメントコスメ

・大阪市の河合皮フ科 河合公子先生の本 基礎化粧品の選び方やプチ整形の詳細など
「美肌の秘訣」
「お肌の若さを保つ為に」